フルカラー細線化プログラム

8月 10th, 2008

画像処理系のソフトは紹介が難しいですが……。

『フルカラー細線化プログラム』は、画像を細線化してくれるプログラムです。

通常なら、細線化には「2値化」→「膨張、または収縮」→「細線化」という手順が必要で、基本的にはフルカラーの画像でも細線化するには2値化という手順を踏まなければなりません。
このソフトは、フルカラーとは付いていますが、「対称色」と「周辺色」とを指定することで2値化の手間を省いています。
これによってフルカラーでも直で細線化が出来ます。(指定した色のところを部分的にという意味で)
「膨張、収縮」は自動でやってくれているはずです。

操作法は簡単なので省略しますが、一回の細線化だけだと、交差点のあたりがうまく処理されずに残ってしまいますが、もう一度細線化をかけると綺麗になります。

しかも、すごい事に全くヒゲが生じないのがすばらしい。

ヒゲとは、画像左の図が道であると過程した場合、行き止まりになっている部分の処理は、単純に道の太さを徐々に小さくしていくと、先端が二股に分かれるような感じに仕上がります。これがいわゆるヒゲと呼ばれるもので、ヒゲ取りのアルゴリズムも色々と開発されています。
色々な形状を試したわけではないので全ての条件でヒゲが発生しないとは言い切れませんが、綺麗な細線化が可能です。

細線化のソフトなんて普通は何に使うのやらですが、たまにはこういうのもあるよって事で紹介しました。

詳細データはこちら↓
【ソフト名】フルカラー細線化プログラム
【作者名】佐々木 寛幸
【価格】フリー
【ファイルサイズ】225,083 Bytes
【インストーラ】無し
【対応OS】Windows
【配布先】http://cse.naro.affrc.go.jp/sasaki/
【備考】

アウトラインピクトメモ

7月 26th, 2008

現在は高校生か……。

『OutlinePictMemo』は、手軽にメモしたい時などに使う、アウトラインプロセッサライクなペイントツールだそうな。
フォルダがツリー状になっており、それぞれに自分の書いたメモを保存していけるようになっています。
機能としては、ペンとブラシとネガポジ、ボカシ、グレースケールのフィルタがある程度ですが、画像の貼り付け、テキストの挿入と
メモとしてはそれなりのものが揃っています。
ただ、ペンタブと相性が悪いのか、キャンバスの端まで線を引くと、勝手に線が引かれるバグがあるようです。(このバグSAIにもあったような……)
最後にこのソフトの作者ですが、ソフトを作った段階(2005年)では小学6年生だそうな。
残念ながらすでに公式サイトは無くなってしまいましたが、現在は高校生くらいの年にはなっていると思うのでこれからも若い人達に良いソフトを沢山作って欲しいものです。
詳細データはこちら↓
【ソフト名】OutlinePictMemo
【作者名】みーぽん
【価格】フリー
【ファイルサイズ】1,389,193 Bytes
【インストーラ】無し
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se355653.html
【備考】配布先はVectorです(公式サイトは閉鎖)。

めいさいもどきじどうせいせい

7月 10th, 2008

迷彩模様もどきです。

『迷彩もどき自動生成』は、迷彩模様を作るソフトです。
このソフトの特徴は、シームレスな迷彩が作れるところです。
画像を見て頂くとわかるように、服と背景は本ソフトを使用したもので塗り潰したのですが、継ぎ目無く綺麗に繋がっています。
使い方は簡単で、まず迷彩パターンを定義します。
使いたい色を複数選択し、それらの出現頻度を0から10までで決めることでランダムなパターンが生成されます。
出現頻度が0とか意味がわかりませんが、一応0にしても出現するのであしからず。
フォトショップのように画像をパターンとして塗り潰すソフトが無いとこのような画像を使うのは中々難しいですが、簡単なテクスチャ等にも使用出来そうです。
最近(半年前)にVistaにも対応したようなので安心して使えます。
詳細データはこちら↓
【ソフト名】迷彩もどき自動生成
【作者名】松江祐輔
【価格】フリー
【ファイルサイズ】232,276 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://katamari.jp/soulware
【備考】Microsoft .NET Framework 2.0 / 3.0が必要